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2017年12月30日

エロストーリーは突然に パート2

突如始まった まつもとさんちの性教育
~エロストーリーは突然に~

小田和正も卒倒しそうな
エロ動画を見ていた
まつもと家の小4男子。

そこから始めるお母さんの
心の揺れ。

本日は、完結編!

福岡県在住の親勉インストラクター
まつもとれみさんのブログより引用しました。

こちらをどうぞーーー

=====
(省略)

夫と電話で話すこと30分。

人並みにエロ思春期を送ったであろう夫も
ビックリ驚き苦笑い状態笑い泣き

「はえーーーよ!俺なんて・・・」と
昔の自分と比べては、
息子が「動画」と出会ってしまった事実に
戸惑いを隠せない様子が
電話越しに伝わってきました。

とはいえ、

なんでも知りたがりの長男の好奇心を
そのまま放置、、、
なーーんてことはできないため

夫婦で話し合った結果
10歳の誕生日に・・・と買っておいた本を
息子に渡すことにしました。

ラインナップはこの2冊。

じゃじゃんっ!

イラスト版 10歳からの性教育

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E7%89%88-10%E6%AD%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%95%99%E8%82%B2%E2%80%95%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%A8%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%99%E3%82%8B51%E3%81%AE%E6%80%A7%E3%81%AE%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%BF%E3%81%A8%E5%91%BD%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%81%84%E3%81%98-%E2%80%9C%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%81%A8%E6%80%A7%E2%80%9D%E6%95%99%E8%82%B2%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80/dp/4772604081

そして、こちらも

じゃじゃじゃじゃんっ!

あ、そうなんだ 性と生

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%A3-%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A0-%E6%80%A7%E3%81%A8%E7%94%9F%E2%80%95%E5%B9%BC%E5%85%90%E3%83%BB%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%B8-%E6%B5%85%E4%BA%95-%E6%98%A5%E5%A4%AB/dp/4871685373/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1514629137&sr=8-1&keywords=%E3%81%82+%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A0+%E6%80%A7%E3%81%A8%E7%94%9F

性教育の導入には
この他にも様々な絵本がありますが
10歳という年齢もあり
私はこの2冊を買って用意していました。

そして、とにかく明るい性教育
パンツの教室主宰の
のじまなみさんのメルマガを
最初から全部読み直しておさらい。

マインドセットから、ですからね、何事も。

明るく!楽しく!!を呪文のように
何度も何度も心の中で唱えました。

がっ、

しかし、

いざ、「その時」がきて渡す場面になると、
私が(無駄に)ドキドキ…ドキドキ…

余計なことは考えまいと思っても
なーんか、アレコレ考えちゃって。

なかなか渡せない笑い泣き

意を決して、ついに

(エイッ!)

「ねえねえ〜
週末はゆっくり時間が取れんでごめんね。
この本さ、10歳のお誕生日に
渡そうと思いよったけど…
○○が、自分のカラダとか
命に興味を持ってくれとるのが
ママすごく嬉しかったけん、
まだ9歳やけど、あげるね。
一緒にいろんな話しながら読みたいな~と思って。 」

緊張しすぎてよく覚えてないけど、
たぶんこんなことを言って
何食わぬ顔で差し出した私。
(ぶっちゃけ、心臓バックバクでしたよゲロー)

そんな私の気持ちなんてつゆ知らずの息子。

「ええっ!なんこれ!
いいと!?プレゼント??
ママ、ありがとーーー!ラブ」

(なんだコイツ、めっちゃ明るい。笑)

新しい図鑑が一冊増えたぜ!
イェーーーイ!!

ぐらいのノリで、嬉々として受け取り
さっそく本を開いたのです。

こうして順調に!?
まつもとさんちの
(自称)「頑張って明るく
開放的に振る舞う性教育」 が
スタートしたのでした。

よーし、もうこうなったら
私も腹をくくって楽しむしかない!

何から伝えれば いいのか
わからないまま時は流れて
浮かんでは消えていく
ありふれた言葉だけ~

小田和正が頭の中でリフレイン。

エロストーリー、いや
『東京ラブストーリー』で、
鈴木保奈美演じるリカが
織田裕二演じるカンチに
屈託のない笑顔で明るく言ってたよな…

「カーンチ、セッ●スしよ!」

なんならもう、あのノリでいっちゃうよ!
明るくハッキリ言っちゃうよ!!

セッ●ス!

セック●!!

セーッ●ス!!

目指すは赤名リカ!

そう、私は

赤名リカになる!!!

明るく、楽しく、開放的に!

かーなりクレイジーな
テンションですが、
それぐらいに私には
ハードルが高く感じられたのです。。。

ハッピーターンをボリボリ食べながら
性教育の本を開く息子の横に鎮座する私。

ひと呼吸おいて、こう切り出しました。

「あのね、この本にはね、
○○がこれから生きていく上で
めっちゃ大事なことが書かれとったい?
自分の体のこと、女の子の体のこと、
新しい命が産まれる仕組みとか
産まれてきたわけとかさ… 」

「へー・・・、で?」

ハッピーターンのボリボリ砕ける音だけが
静かな部屋に響く。

「自分の体とか命に興味を持つことは
いやらしいことでも
恥ずかしいことでもないとよ。
でもさ、本も読まんで、
人の話だけ聞いたりして
間違った知識しか持っとらんやったら
誰かを傷つけたり、
自分が危険な目にあったりすることもあるけん
しっかり正しい知識を持って
オトナになってほしいっちゃんね。」

危険な目、というワードに
顔を上げて反応した息子。

「うん。そうやね。
とりあえずわからんかったらママに聞くわ。」

そういって、目次を見て、気になるところから
パラパラめくり始めました。

料理をする素振りを見せながら
カウンター越しに息子をチラ見。

キニナル。

さっきまでヘラヘラしてた顔が

だんだん・・・

だんだん・・・

超 真 顔 !

だって、眉間にしわが寄ってましたからねwww

10分程経過したあたりから、

「はぁ?意味がわからん。
ママ、ちょっと来てー!
シャセイ ってなに?どうなると?」

と、質問攻めに。

「ママーー、”しつこい”ってなに?」

しつこい!?

料理する手を止めて、
本を確認しに行くと失恋 だったり。

「ねーーー、ママーーー、
意味がわからん。」

「ねーーー、ママーーー、
これどういうこと?」

イラスト付きで説明はされているものの
その「状態」がわからないため
いちいち私を呼びつけては
解説を求められる始末。

何がすごいって、
この本にはタブーが一切ないことw
一般的には「タブー」とされがちな
性の基礎知識を、
素朴なイラストと親しみやすい文体で
淡々と優しく教えてくれてます。

男性にしかわからない「現象」を、
母親がどう説明したらよいか?
という点でも、
適切な解説を示してくれている
丁寧な本なのです。

中でも特筆すべきは、

避けられがちな同性愛、
セクシャルマイノリティについても
しっかりと記述があること!

「ママ、”どうせいあい”って結婚できると?」

まさか、こんな質問が息子から
飛んでくるとは
夢にも思ってませんでしたけどね。

「そうだよ~。国によっては結婚を
認められてる国もあるよ。」

「みんなちがってみんないい 
ってさ、そういう意味もあると?」

!!!!!

「そうやね~!
まだ覚えてたんやね。すごいね!
自分を大切にすることだけじゃなくて、
相手のことも大切にすることやけんね。」

このあたりから自分で喋りながら、思わず涙…

性教育の話から、まさかの

金子みすず。

みんなちがって みんないい。

その昔、息子が通った保育園は
発達がゆっくりなお子さんや
介助が必要なお子さんを
受け容れていた保育園。
そこで学んだ
「みんなちがってみんないい」の精神は
今もなおしっかりと
息子のDNAに刻まれているのだと
再確認した、嬉しい瞬間でした。

性の多様性を認めることは、
自他の個性を認める、
健全な人格を育てる上でも必要なこと。
偏見や固定概念で
相手をジャッジすることの愚かさ。

つたない説明だったと思うけど、
息子の心に届いていたらいいな、
と願うばかりです。

iPadやスマホで
過激な動画が簡単に見られる時代。
意識的なことはもちろん、
偶発的なことも起こりうる
とーーーってもデンジャラスな時代に
生まれた子ども達。

性のハードルは低くなるし、
大人たちが仕掛ける
危険なトラップだってある。

個人の体験談のみならず、
”創作要素”の多いインターネットの世界は
好奇心をかきたてはするものの、
健康で安全な生活を送る上では、
不安要素も大きい。

(だって、レ●プをプレイの一種だと
勘違いする男子もいるらしいですからね。
やばい。)

ちなみに、本書では
”AVはあくまでショーであって
本当にあんなことやったら
女性は傷付く”ってことが
ちゃーんと書いてありました。爆)

情報が氾濫する現代だからこそ、
子どもが安心して性、
そして生を楽しむための道しるべとなる
正しい知識を私たち親が
しっかり持つべき時代でもある。

そして、その知識を、
恥ずかしからずに、
正直に、愛情をもって
これからも子ども達に
伝えていきたいと思います。

「自分の心と体を大事にしてね!
あなた達は宝物なのだから。」      

=====

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次回は
小室家の性教育について
お話しします!!!

お楽しみに!

あれ、年の瀬にエロ話して
2017年が終わってしまう???

まあ、それも大事なことだから
いいかっ!笑