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2021年04月05日

この算数の問題、解けますか?

先日、第三回目のお金のがっこうの
講座を行いました。

 

中学生以上が参加出来る
お金のがっこう。

 

学生のみなさんには、
大人と一緒にこの問題を
解いていただきました。

 

「あなたが、Sクワドラントで
お弁当屋さんを始めるとします。

年間の粗利からの利益率20%で
100万円残すとした場合、
売り上げをいくらあげたら良いですか?

原価率は35%、固定費と変動費は
それぞれ40%とします」

 

固定費と変動費は、
それぞれ16万円になりますね。

 

そこから各勘定科目で
最低必要とされるであろう
固定費であるテナント代と
水道光熱費、
変動費である消耗品と
リースと雑費と外注費と
宣伝広告費と良否交通費、
通信費、研究開発費、を
それぞれ割り出していきました。

 

今起業している大人でも

ここまで考えて

ビジネスをしている人は

少数派だと思います。

世の中の多くの社長たちは
自分の会社の決算書さえ
読めないからね・・・

決算書が読めない人は
会社がどこから利益を得ているのか?
なぜ儲からないのか?すら
分かっていないので、
予算の計画を立てられる訳がありません。

なんで教育者の私が
こういう会計のことを
教えているのか?と
不思議に思う方も
いらっしゃるかもしれません。

 

その理由は、

自分で自分の人生を

切り開いてほしいから。

 

不登校になって
学校に行けなくなったら起業すれば良い。

大学を卒業して社会人になって
人間関係などにつまづいたら、
鬱になるほど悩むのではなく
起業すれば良い。

 

そのためには、お金のことを知らないと
失敗する可能性の方が大きいのです。

Sクワドラントは、
サラリーマンみたいに
お給料をもらえる訳ではありません。

自分の食いぶちとなるお金の構成が
どのようになっているのか?
理解することが、必要不可欠になってきます。

そのために、お金のがっこうを
やっています。

 

「起業なんて出来る訳がない」と
起業もしたこともない人の意見を
鵜呑みにするのではなく

学生のうちから起業して
投資して、
今のうちからチャレンジして
どんどん失敗してほしい。

 

大人になってからの起業や
投資の失敗は大きいけど、
学生のうちなら、
かすり傷程度にしかなりませんから。

 

お弁当屋さんを例にした
Sクワドラントの働き方を理解した上で
「じゃあ、あなたは将来どう働くのか?」
と質問したところ

・Sクワドラントでお金を貯めて
Bクワドラントに移りたい

・Eクワドラントでお金を貯めつつ
Iクワドラントで投資をする

・公務員をやりながら副業をしたいので、
株式会社をつくってそこにお金をプールする

など、色々な意見が出ました。

 

日本の未来も、なかなか捨てたもんじゃない。笑

多感な中学生、高校生という年齢の
お子さんを預けてくださった保護者の方に
とても感謝しています。

どのお子さんも、本当に素直で熱心です。
かつての学習塾の生徒たちと同様
私の中では、「Terakoya生」だと思っています。