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2020年05月22日

時給185円の働き方

○○○ さんに
年頃の息子さんがいると仮定します。

 

ある日、息子さんが
「結婚したい相手がいるので
紹介したい」とある
お嬢さんを連れてきました。

 

とてもかわいらしく
気立てが良いお嬢さんでした。

 

○○○ さんは、
そのお嬢さんに
「仕事は何をしているのですか?」
と質問しました。

 

「個人事業主で、セラピストをしています。
クライアントさんに寄り添う仕事なので
とてもやりがいを感じています」

 

息子さんが、更に付け加えます。
「彼女ってすごいんだよ。
朝6時に起きたら、
夜に来た悩み多きクライアントさんのために
すぐにメールで対応しているんだよ。

それに答えていると
あっと言う間に
お昼になってしまうことなんて、ざら。

 

そこから、慌ててお昼ご飯を食べて
午後は、グループセッションを
夕方までやるんだって。

 

グループセッションがない日は
自分の勉強のために
高額なコーチングの塾に入って
学び続けているんだよ。

 

その辺にあるもので
夕飯を済ませて、
夜は夜で、ブログを書いたり、
メルマガを書いたり、
YouTubeの撮影をしたりしているんだって。

 

でも、その間にもどんどん
クライアントさんからの
相談のメールが入る。

だから、寝るのはいつも
24時過ぎになってしまう。

土日や祭日も関係なく
お悩み相談が入るから
実質、休みなしで働いているんだよ」

 

「お母さん、すみません。
私、こんな生活をしているので
掃除も炊事も行き届かなくて
こまめに家事が出来ません。

妊娠して出産したとしても
この仕事が大好きで、
やめるつまりはないので
今のままのペースで
仕事をすることになると思います。

 

「それでも良いから結婚してほしい」
と息子さんにプロポーズされて
とても感謝しています。

 

私、息子さんのことを
心から、愛しているのです」

 

一連の話に疑問を持った
○○○ さんは
こんな質問をしてみます。

「ところで、あなたの収入って
どれぐらいいただいているの?」

 

「平均して
月に20万円ぐらい

頂いてます」

 

ちょっと待てよ、
個人企業主ということは
ここから
・国民健康保険を支払って
・経費も支払って
・税金も支払ったら

手取りで、10万円も
残らないんじゃない?

 

しかも、朝の6時から
夜中の24時まで働いているということは、
労働時間は18時間。

 

毎日働いているということは、
10万円÷30日 日給3333円
3333円÷18時間
時給185円!!!

 

時給185円なのに、結婚する前から
家事も育児も疎かになります宣言をされて、
本当に息子と
上手くやっていけるのだろうか?

いくらお互いが愛しているからって
結婚を許していいのだろうか?

 

そんなふうに思う方も、
きっといらっしゃるはず。

 

って言うか、私、このお嬢さんと
同じような働き方をしている!!!
と思った方も多いはず。

 

○○○ さん、
ご自分の時給を
出したことありますか?

きっと、愕然としますよ。

 

個人事業主あるあるの
「私らしく働く」
「お金よりやりがい」
「自分の想いを仕事に」
という口当たりの良いだけの
お金を生まない仕事の仕方は

家族に多大なる迷惑を
かけているかもしれない、
ということを、想像してほしい。

 

そもそも個人事業主は、
月商78万円以上稼がないと
東京都の最低賃金の
時給1013円を超えることが出来ません。

 

という恐ろしい事実を
撮影しました。
https://youtu.be/6dq6V2QFPFk

 

これを見ると、
起業家のステータスである
「月商7桁稼ぎました!」が
全く凄くないことが良く分かります。

 

月商7桁稼いでも
時給換算したら、
コンビニの時給に
300円足すぐらいの働き方だからね。

だったら、サラリーマンの方が
遥かに時給が高い。

・・・という内容を
小学生にも分かるレベルで話しています。

ぜひご覧になってください。
震えますよ!!!