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2020年10月19日

私が教えられることは、もうほとんど何もない

○○○ さん、こんにちは。

 

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生粋の親勉キッズである
大学生2年生の私の娘。

 

「どうやったら、
小室先生の娘さんのように
育てることができますか?」
という、ありがたお言葉を
よくいただきます。

 

娘は、訳アリで1年生を2回やっています。

 

それでも、みなさんは
「我が子を、先生の娘さんのように
育てたい!」と思って
くださるのでしょうか?笑

 

親勉では、「子育てのゴールとは
精神的・経済的自立です」
ということを、何度も申しております。

 

学業では、↑みたいな事態に
陥っている娘が
現在どんなふうに育っているのか
かつくら さんにお話ししますね。

 

2019年の12月に
開業届けを出した娘は、
個人事業主として活動しております。

 

↑は、私が「やりなさい」と言ったことはなく
気が付いたら、娘が自分で勝手に
出していた、という状況です。

 

業務内容として、
動画編集の仕事をしています。

 

弊社でお願いすることもありますが、
最近は他所の起業家さんからの
依頼もあるようで
月に5万円から20万円ほどの
売り上げをたてているようです。

 

個人事業主なので、
確定申告もしております。

 

そして、現在は
給付金をいただくべく
書類作成をしています。

 

(何度も申しますが
私が「やりなさい」と言ったものは
一つもありません)

 

今年に入ってからは、
不動産の勉強も始めました。

 

娘は200万円の貯金があるので、
それを元手に、
ママ銀行からもお金を借り
(娘にお金を貸してくれる
銀行はありませんので)

現在は、2~3戸の
一棟アパートを建築すべく
土地を探しています。

 

最近、良い土地が見つかったので
建築物をたてるべく
現在は、数社の建築会社に見積もりを
依頼しています。

 

先日、娘に「建築会社に出すメールの
文章を見てほしい」と言われたのですが、

「御社の見積りは、A社の見積りより
〇〇が数百万円、
B社の見積もりより××が数百万円高い。

これでは、利回りが8%をきるので
銀行に融資の打診をお願いすることが難しい。

8%以上の利回りをクリアするために、
もう一度、見積りを検討を
お願いすることは可能か?」

という主旨の内容を書いていました。

 

大学生なので、稚拙なビジネスメールの
書き方は訂正しましたが、
不動産のことに関しては、
何も直すことがありませんでした。

 

多分、娘は一般企業に会社員として
お勤めすることになると思いますが
副業で動画の仕事や大家さん業を
継続してやることになると思います。

 

「こんなふうに育つのって、
やっぱ親が違うからよねーーー」

「小室さんだから、こんなふうに
育てられるのよねーーー」
と思った方、

それは半分YESですが、半分はNOです。

 

娘が中学生のときに
プチ登校拒否になってから、
私が率先してやっていることがあります。

 

それは、私以外の大人が娘の人生に
積極的に関わる機会を、
どんどん与える、ということです。

 

「動画制作に興味がある」
と言った娘に、
起業家向けの動画の講座を
入学させました。

 

そこは、起業家むけの講座なので
中学生は娘しかいませんでしたが、
何か感じたことがあったようで、
いつの間にか、
学校に行くようになりました。

 

そして、そこでの勉強のベースが、
今の娘の仕事に結びついています。

 

娘が、不動産投資に興味を持ったのは、
私のお金を講座を受けたのがきっかけです。

 

当時の娘は、何のために
大学に行っているのか
全く目標が見いだせずにいました。

そんな中、私が講座で話した
ロバート・キヨサキ氏の著書
「金持ち父さん、貧乏父さん」を
きっかけとし、投資に興味を持ったのです。

 

そこで、私は、娘に
不動産投資の勉強をすすめました。

 

今では、一瞬で利回り計算が
出来るようになるほどの
知識を得ています。

 

私たち親は、子供が親の元を離れるまで
約22年間を子供と共有します。

 

親は、子供が乳幼児期間の7年間は
しっかり両目で見る。
子供の両手を、しっかり繋いでおく。

小学校の6年間は、子供を
片目でしっかり見る。
子供の片手を、たまに繋ぐ。

中学生以上になってからは、子供を
遠くから目を細めて見守る。
そして、子供の手をしっかりと放す。

 

これは、私が子育するにあたり
意図的にとってきた
娘との距離感です。

 

子供の手をしっかりと放すのは、
親は、とても勇気がいります。

そして、絶対的に子供を
信じられないと
なかなか出来ることではありません。

 

だからこそ、まだまだ未熟な
中学生以上には
親以外の大人の存在が必要です。

 

そして、それは学校や塾の先生などではなく、
一般の会社員や起業家などの
学校関係者以外の大人の方が良い。

 

この部分の厚さが、
22歳以降の子供の自己肯定感や
生きる力に繋がってくるのではないでしょうか。

 

娘も私以外の大人を通して、
自分の言いたいことが上手く
伝えられなくて悔しい想いをしたり
クレームを言われて泣くことがあります。

その度に、「よしよし、
今のうちに泣いておけ」と
目を細めて遠くから見守っています。

 

世の中、親が教えて
あげれることなんて

ほんの一握りしかありません。

 

私が娘に教えられることは、
もうほとんどありません。