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2017年05月25日

本気の大人の姿勢

1週間で勝手に勉強する子供に変わる

楽しい家庭学習法 親勉!

日本親勉アカデミー協会 代表

小室 尚子です。

先日ファミレスで原稿を書いていたら
おじいちゃんと
おばあちゃんに連れられた
4~5歳児が暴れていた。

 

やりたい放題。
椅子の上でジャンプしたり、
ポケットの中に入っていた、
砂をばらまいたり。

 
「座りなさい!」
「静かにしないと、
玩具買ってあげないよ」
というおじいちゃんと
おばあちゃんの声はむなしく
男の子は、調子にのる一方。

 

その時、ザマス眼鏡を
かけたおばちゃんが動いた!
(イメージはプロジェクトAにしてください)

 

顔をガン見しながら、
男の子の腕をギュッと掴み、
低い声で、
「静かにしていただけますか?」と
丁寧に言った。

 

危険を感じた男の子は、
掴まれていない方の手で
反射的に「シッ、シッ」とするほど
ビビッていた。

 

一発で静かになった。

 

・・・こんな場面ってよく見ますよね。

 

 

まあ、今回は普段あまり面倒を
見ていない、じーちゃん、ばーちゃんだから
仕方ないことだったかもしれません。

 

だけど、お母さんVS子どもで
外出のたびにこんなことを
繰り返しているご家庭は、
多いのではないのでしょうか?

 

私は娘が小さいころ
↑ のような態度をとったら、
例えオーダーがまだ来なくても
すぐに帰りました。
ええ、ディズニーランドでも
帰りましたよ。

 

今「お金がもったいない」と思った方、
本当にそうでしょうか?

 

たった数回、
お金にしたら数万円の経験で
今後数年間の学びを得ることが出来るのです。
だから娘はいかなる場所に行こうとも
絶対に絶対に
騒いだりしませんでした。

それは、思春期を迎えた
今の方が効果があり
「ママがNOということをやったら、
絶対に許されない」
という抑止力になっています。

小さいときの苦い経験が、
今も痛烈に記憶に残っているのだと思います。

 

かつて私がTerakoya Kidsという
学習塾を経営していたころ
隣にエステサロンがありました。

 

塾が終わった後に
生徒たちは
このエステサロンの前で鬼ごっこをし
大騒ぎをしているようでした。
(私は教室内で仕事をしているので
気が付きませんでした)

当然、オーナーから苦情をいただきました。

 

責任者である私はあやまりました。
その後、生徒たちを集め話をしました。
生徒たちは、
「ごめんなさい、もうしません」
と言いましたが、

「あやまる対象は私ではないし、
なんで何もしていない先生があやまる
必要があったのか納得出来ない。

ごめんなさい、もうしません、と言えば、
あなたたちは責任を
取っていることになるのか?

それは逃げているだけだよね」
と言いました。

結局その後、
生徒たちだけで、
エステサロンに
あやまりに行かせました。

集団ではなく、一人づつ!!!
(事前にオーナーには、暇な時間を伺い
生徒にあやまりに来させることに
許可をいただいていました)

 

子どもがたった一人で
普段立ち寄るような場所でない空間に
あやまりに行くのは
とても勇気が必要だったことだと思います。

 

でも、その後は
決して騒ぐことはありませんでした。

 

帰ると言って帰らなかったり、
買わないと言って買ったり、
そういう大人の曖昧な態度を見抜く眼力を
子どもは持っています。

 

ただすべきことは、
子どもの方ではなく、
大人の姿勢ではないのでしょうか。

 


記事作成:日本親勉アカデミー協会 事務局