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2020年08月22日

シャネルを着た鶴のおんがえし

○○○ さん、
鶴のおんがえしって話、知っていますか?

 

おじいさんが罠にかかった鶴を助けた後、
美しい少女が、おじいさんとおばあさんの
家を訪れる。

寂しい生活をしていた二人は、
とても歓迎し少女と楽しく暮らす。

やがて、少女は部屋にこもり
はた織るようになる。

「絶対に開けてはない」と言われた部屋を
二人が覗いてみると
そこにはおじいさんが助けた鶴が
自分の羽を抜きながら
はたを織っていた、という
悲しい昔話です。

 

この話、とても感動的ですよね。

鶴はおじいさんとおばあさんのことを想い
おじいさんとおばあさんは
はたを織った後に
いつもやつれて部屋から出てくる
少女のことが心配になり
つい部屋を覗いてしまう。

 

お互いがお互いのことを思いやる
とても優しい物語です。

 

最近「令和鶴のおんがえし」
という話が、ネットで話題になっているのを
ご存じでしょうか。

 

おじいさんに助けられ
少女となった鶴が
二人の家を訪れ、
はた織りために部屋にこもり
「絶対に開けないでください」
というところまでは一緒です。

 

夜な夜な部屋にこもる
少女の体調を気遣った二人が
部屋を覗いてみると、

少女はパソコンに向かい
何からカチャカチャやっていました。

 

その傍らには事業計画書なるものが
ありました。

 

二人は不思議に思い
「一体何をしているのかね?」
と少女に聞いてみました。

 

すると少女はこう答えました。

 

「おじいさんとおばあさんが
持っている土地の路線価の
値段を調べていました。

この土地は、平成28年度と比べると
1単価が20%ほど値上がりしています」

 

「ということは、この土地を売ったら
私たちの生活は豊かになるのかね?」

 

「それは、別の場所に住むことになるので
あまりおすすめしません。

そこで、自宅を兼ねた
アパートを建て
経営をするのはどうでしょう?

1階に単身用のアパートを数個つくり、
2階をおじいさんとおばあさんの
住まいにするのです」

 

「でも、わしらにそんなお金はないよ」

 

「土地を担保にして、
銀行からお金を借りましょう。

そうすると、実質ゼロ円で
新築に住めるだけではなく
家賃も入ってくるようになります。

これが、私が銀行に提案するために
作った事業計画書です。

実は、おじいさんとおばあさんの
住む住宅部分の面積を
50%以上にすることで、
安い住宅ローンの金利で、
銀行からお金を借りることが
可能になるのです。

このやり方が確立した暁には、
他の村人達にも教えてましょう。

そして、みんなで豊かになりましょう!」

 

・・・もうお気づきですね、
これは、私の創作話です。笑

 

私は、自己犠牲の精神は
周囲を幸せにしない、
という持論があります。

 

昔話の鶴は、
とても優しい心の持ち主でしたが
結果的に二人の元を離れることになり
おじいさんとおばあさんのことを
とても悲しませました。

 

だから、まずは
自分が豊かになる
方法を考えましょう。

その方法が、老若男女問わずに
できるところまで確率できたら
更に豊さ増すだけでなく、

その方法を自分の周囲の人にも、
分け与えることが出来るようになるのです。

 

令和版鶴のおんがえの鶴は
このまま順調に資産を増やせば、
反物どころか、シャネルのスーツも
買えるようになるでしょう。

 

もちろん、自分の羽を
一本を抜くことなく豊かになれるのです。